1948-06-25 第2回国会 衆議院 治安及び地方制度委員会 第44号
それで地方財政委員会では、このような消化難ということも一つありますが、もう一つにはまつたく預金部に依存した中央集権的な金融体制では、いつまで経つても地方自主化の面が、起債の点から崩れていくということからいたしまして、地方團体中央金庫を設立して、地方團体が打つて一丸となり、特別の金を借りる機関ともいうべき機関を創設して、これによつて消化していけば起債の消化ということもたやすいであろうし、またそれと同時
それで地方財政委員会では、このような消化難ということも一つありますが、もう一つにはまつたく預金部に依存した中央集権的な金融体制では、いつまで経つても地方自主化の面が、起債の点から崩れていくということからいたしまして、地方團体中央金庫を設立して、地方團体が打つて一丸となり、特別の金を借りる機関ともいうべき機関を創設して、これによつて消化していけば起債の消化ということもたやすいであろうし、またそれと同時
何の問題にいたしましても、地方制度の民主化の問題にいたしましても、あるいは警察の分権にいたしましても、考えようによれば、いろいろ問題があると思うのでありましで、それを今日まで制度の上ではとにかく、一應地方分権あるいは地方自主化ということをやつてきたのでありますから、この上は今度は財政の面において、やはりそういつた地方分権化及び民主化、自主化ということをやつていかなければならない段階に到達しておるのであります
ただ私どもは、内務省が解体されまして、地方財政委員会で、最も地方自主化の中核を衝きますところの地方財政自主化ということにつきまして、短時日の間に同委員会で成案を得られ、また長い間の傳統である中央集権的な財政運営をやつておりましたこの國のやり來りに対しまして、この際これが一大轉換をやるということは、非常に困難なことであると思うのであります。
要するに地方自主化は財源なしではありがた迷惑だと思います。